川用に作られた特製のボディーボード「リバーボード」に一人で乗り込み(うつ伏せの状態になります)、利根川の急流を下っていきます。
水面ギリギリの目線が迫力を倍増!スタート前にガイドからのインストラクションがあるので、テクニカルな急流コース、落差の大きい落ち込みも、自分の力で楽しめます!!
ハードな分だけ、達成感も爽快感も大きい、リピーターに人気のツアーです!
このアクティビティーはフランスで発祥し、カッパCLUBが"日本で初めて"ツアーを開催しました。
カッパCLUBのスタッフが、ヨーロッパで行われたアドベンチャーレースに出場した際、川を流れる物体を発見!?アウトドア好きの血が騒いだため、その場でツアーに参加して、
「これを日本で開催すれば、絶対に流行る!」
と確信したそうです。
その後は、英語に堪能なスタッフが現地のメーカー(フランス人)とメールで直接交渉を開始。ちょうど夏の時期、ロングバケーションを取るフランス人は、交渉の途中で1ヶ月以上も会社を不在にすることもあり・・・かなりの難事でした。
また、専用のウェットスーツのサイズも、日本人と欧州人では体型が異なるため、調整も難航。ようやく税関を通って日本に到着したときには、社長もスタッフも、ほっと一安心。
ワンシーズンかけて、色々な状況下(水位やポイント)で実際に川を下りながら試行錯誤を重ね、ツアーを作り上げていきました。2000年のツアー開始より、8シーズン目を迎えます。
初めてのお客様、リピーターのお客様、そして泳げないお客様、多様なニーズに応えられる内容を、模索しつつ、常にカッパCLUBのリバーボードツアーは進化し続けています。
実はリバーボードというのは、アクティビティーの名前というよりも、あの製品を作っている会社の名前、そして製品自体の名前なのです。
そして現在、リバーボードは製作を中止しており、日本ではカッパCLUBの他に本物のリバーボードを使用し現地で実際の体験をしたガイドが行っている「リバーボードツアー」は存在いたしません。
リバーボードの本体は、大きなビート版に浮き輪が付いたような空気で膨らますボードです。両側にハンドルが付いているので、両手でこれを握り締めます。
足元は、ダイビング用のフィンを履きます。川の流れに身を任せるだけではなく、バタ足による推進力も使って進みます。また、フィンキックができないと、途中でストップしたり、ボードを流れの中でコントロールすることも難しくなります。
ということで、実際に下り始める前には、ガイドの下で念入りな講習を受けていただきます。 初心者の方にとって一番難しいのが、波でひっくり返ってしまったボードを元に戻すことです。それから、左右に曲がったり、よどみの中で停止したり、といった練習を、全員が問題なく行うことができるように、繰り返し練習します。
そして、リバーサイン。川にいると、ガイドが大きな声で指示をしても流れの音にかき消され、後尾まで届かないこともあります。川で楽しむ者のルールとして、音ではなく、目で見てわかるサインが決まっているので、皆様にはこれも覚えていただきます。(レスキューが必要です!といった重要な物から、右に曲がれという指示、ストップ、急げなどなど)
ボードの操作方法、そしてリバーサインを覚えたら、いよいよボードに乗り込み、ガイドを先頭に川を下って行きます。ガイドは指示を出しますが、川の流れを自分の体に感じ、自分の力で ボードを操作しながら下りますので、「あれ、そっちに行きたいんじゃないのに!!」といったアクシデントもあったり。でも、体験しながらどんどんスキルアップしていきますので、ツアーの最後には、回転技を決めるくらい上達するお客様もいらっしゃいます。流れの穏やかな部分では、ボードの上に座って流れに身を任せ、周囲の景色を楽しむ余裕もでてきます。
ただ激しいだけではなく、とにかく全身で自然を感じながら川を遊ぶのが、リバーボードの醍醐味です。
ツアー開始当初は、一部アウトドアマニアの間にしか浸透しなかった、リバーボードですが、現在はリピーターのお客様だけではなく、初めて川遊びをするという方にもご参加いただくようになりました。
そして、一度体験された方は、シーズン中に何度も何度もリピートされると言うくらい、人気のツアーです。(1度でこりごりと言う方もいらっしゃいますが・・・。)
ラフトのように、ガイドの指示でみんなが一緒に動くのではなく、自分の判断で流れを読み、川を下るという達成感、水面ギリギリの大迫力を体感し、やればやるほどテクニックが向上する楽しみもあり、とにかく普通のアウトドアツアーには満足できないという方も、時間一杯、楽しんで遊んでいただけているようです。(マニアの方は、自意識もくすぐられるようですね)
まず、ここまでブームになった背景には、やはりメディアの露出の多さがあげられると思います。 日本では他にないアクティビティーですので、ニュース番組、情報番組、お笑い番組、正月番組など、様々なTV番組、そして雑誌、スポーツ紙、情報誌で取り上げられています。 日常でも目にする機会が増え、興味を持った方が、気軽に参加していただいているようです。
その一方で、リポーターや芸能人が気軽に体験している様子から、全く泳げない方、水に対する恐怖心がある方まで参加されるようになりましたが、やはりこれは「アトラクション」ではなく「スポーツ」だという意識を持って、お客様にも遊びに来ていただければと思います。